サルシッチャに合うワインをご紹介します。イタリアの生ソーセージであるサルシッチャには、凝縮された肉の旨味やスパイスにも合う、ジューシーで果実味がしっかりとした赤ワインがおすすめです。


1. モンテプルチアーノ・ダブルッツォ

ドライで心地よいタンニンのバランスが、凝縮した肉の旨味や脂身の多いサルシッチャとも調和をもたらし、どんどん進む飲み心地。

グリルした肉やラム肉、サラミや生ハムなどのシャルキュトリとも相性が良く、肉料理を楽しみたい時には欠かせない1本です。

2. キャンティ

サンジョベーゼ種の程よい酸味や少しアクセントで加わる渋みがサルシッチャともピッタリ合わさり、脂身やスパイス感が強い味わいであっても引けを取りません。

30年以上のオーガニック栽培で育てられた葡萄による果実味と、上質な味わいが高評価を得ています。

3. ナトゥラーレ・レボ

酸味とタンニンのバランスが良く、個性の強い肉料理との相性も抜群。

濃いルビーで黒系果実のフルーティーなアロマもあり、ナチュラルな若々しさも感じる希少価値のあるワイン。

肉の脂っこさを流し、香辛料やハーブとの相乗効果を感じて、より味わいを楽むのにもおすすめです。


サルシッチャはイタリアの生ソーセージで、一般的には豚のひき肉に塩やスパイス、ハーブを加えて腸詰めしたものを指します。

生の状態で販売されており、グリルしたりトマトソースや豆と一緒に煮込んだり、炒めてほぐしてパスタソースに合わせていただくのが主な調理方法となります。

腸詰めにしなくても、肉だねのまま成形して焼いたりパスタに使ったりできるので、意外と手軽に家庭でも作ることができます。

脂身の多い豚ひき肉500gに対し、にんにくのすりおろしを1かけ、お好みでナツメグを少々、塩を小さじ1、ブラックペッパー小さじ1/2、白ワインを風味付けに大さじ1程度加えます。

もしあれば、フェンネルシード(ういきょう)とパプリカパウダーをそれぞれ小さじ1ずつ加えると、ぐっと本格的な仕上がりになります。

作り方としては、 ボウルに材料をすべて入れよく練り、粘りが出るまでしっかりこねて、香りをなじませます。

その後、お好みの形に成形しますが、ソーセージ状に丸めてもよし、平たくしてパテ風にしてもよし、またバラバラにして炒めてパスタに合わせやすくするようにしてもOKです。

 冷蔵庫で30分~1時間寝かせると風味がなじみ、その後はフライパンにオリーブオイルを熱し、表面に焼き色がつくまで焼いた後は、中火で中までしっかり火を通します。


炒めてトマトソースやクリームソースにしてパスタに合わせればお子さまにも食べやすく、そのまま焼いて粒マスタードやレモンを添えれば、ワインとも合うおつまみの一品に。

 
本格的に腸詰めにする場合は、天然羊腸または豚腸を精肉店で入手し、絞り袋やソーセージメーカーで中身を詰め、詰めてから冷蔵庫で一晩寝かせて調理します。

ワイン会にもピッタリな一皿です。