クスクスに合うワインをご紹介します。

地中海沿岸の料理として広く流布しており、また食材としての使い勝手の良さから肉でも魚でも合わせやすいので、
一度調理法を覚えてしまえば非常に重宝します。

南ヨーロッパ圏、北アフリカ圏、中近東圏と広まっていることから調理法も幅広くあるので、
それぞれの調理法に合わせやすいワインも多々あります。

プル Pur(マス・オリェール)

ラム肉や牛肉を使ったクスクス料理には、強いクセがある分それらを受け止めてくれる包容力のある赤ワインがよく合います。
また黒コショウのようなスパイシー感もあるので、肉の旨味を増してくれる役割を果たします。

マル Mar(マス・オリェール)

前出の赤ワインと同じスペイン・カタルーニャ地方のワインですが、こちらはすっきりとしたタイプの白ワイン。
クスクスを使った料理も魚介のスープをしっかり吸わせて出汁感たっぷりのものとよく合います。

ペコリーノ Pecorino(ヤッシ)

中近東圏に広まる、ミントなどのハーブを使ったクスクスのサラダには、さっぱりとした味わいの白ワインがよく合います。
こちらのワインはほんのり塩味を感じるので、野菜の味わいを引き立てる役割を果たします。

 

クスクスについて🍽️

クスクスは、デュラム小麦の粗挽粉を原料とした、直径1mm前後の小さな粒状のパスタです。北アフリカから中東にかけての地域で広く食べられており、主食としてはもちろん、サラダやスープなどの具材としても用いられます。

クスクスの起源は明らかではありませんが、モロッコやチュニジアが発祥地とされています。古代ローマ時代にはすでに存在していたという説もあり、長い歴史を誇る食材です。

クスクスの調理方法は、大きく分けて2つあります。1つは蒸す方法で、クスクスを蒸し器に入れて蒸し上げるだけです。もう1つは煮る方法で、クスクスを鍋に入れ、水やスープと一緒に煮込んでいきます。

クスクスは、さまざまな食材と相性が良いのが特徴です。肉や魚、野菜など、さまざまな具材を一緒に煮込んで、ボリューム満点の一品に仕上げることができます。また、サラダやスープ、デザートなど、さまざまな料理に活用することもできます。

クスクスは、栄養価も高い食材です。デュラム小麦に含まれる食物繊維や鉄分、マグネシウムなどの栄養素をバランスよく摂ることができます。