チーズフォンデュに合うワイン
チーズフォンデュに合うワインをご紹介します。
もともと山岳地方の料理なので、ワインもそういった地域のものの方がよく合いますし、ベースが白ワインなので、基本的には白ワインであればどのようなものでも外すことはありません。しかし白だけでなく、赤やロゼにも合わせやすいワインはありますので、そちらも合わせて紹介してゆきます。
トレッビアーノ・ダブルッツオTrebbiano d'Abruzzo(ヤッシ)
山岳地帯の麓で作られるこちらのワインは、チーズフォンデュにぴったり。一般的にベースとなる白ワインは水に近いようなさっぱりとしたタイプのものですが、こちらのワインはそれに比べると、さっぱりとした中にも芯が一本通っており、少しコクを感じられるタイプ。強すぎず弱すぎず、かつ山岳地方のワインを合わせるのが最大のポイントです。
コステラッツィオーニ Costellazioni(カッシーナ・ベルモンテ)
ロゼはどのような食事にも合いますが、キャロットやラディッシュなど根菜類をチーズフォンデュの具材として使用する場合には、特にロゼがよく合います。その際、濃いめの色調のタイプよりも淡い色調のものを選ぶのがポイントで、そうすると野菜の味わいやチーズの塩味やまろやかさがより引き立ちます。
ピノ・ノワール Pinot Noir(ウベール・レイゼル)
赤ワインを合わせる場合も、ボリューム感のあるタイプよりも軽やかでタンニンの少ないタイプを選ぶのがポイントです。特にソーセージやベーコンなどの加工肉を具材として使うと、特に相性が良いです。
気軽にいろいろな具材を使ってみて、好みのワインを色々と合わせてみると楽しい食卓になること間違いありません。
チーズフォンデュについて🍽️
チーズフォンデュは、スイスとフランスを含むヨーロッパの一部で愛される、楽しい食事体験を提供する伝統的なチーズ料理です。フォンデュの語源はフランス語で「溶かす」を意味し、その名の通り、チーズを溶かして食べる料理です。
典型的なチーズフォンデュは、エメンタールやグリュイエールなどのスイス産のハードチーズと、白ワイン、キルシュ酒(チェリーブランデー)、ニンニク、レモン汁、ナツメグなどの調味料で作られます。これらの材料が鍋で混ぜられ、徐々にチーズが溶けてなめらかなソースができあがります。フォンデュ鍋は通常、炎を灯すためのバーナーがついた特別な鍋で提供され、チーズソースは温かい状態を保ちます。
チーズフォンデュを楽しむ際は、フォークや長い串にパンや野菜を刺し、溶けたチーズに浸して食べます。この料理は社交的で楽しいものであり、家族や友人と共にシェアして楽しむことが一般的です。
チーズフォンデュは、冬季や寒い季節に特に人気があり、暖かい料理として親しまれています。様々な地域や家庭でアレンジが加えられ、具材や調味料を変えたバリエーションも多く存在します。この料理は、チーズと会話を楽しむ素晴らしい機会を提供し、ヨーロッパの食文化の一部として根付いています。