エスカベッシュに合うワインをご紹介します。

地中海風の南蛮漬けであるエスカベッシュには、相性の良いワインがたくさんあります。
温かいままでも冷たくしても美味しく召し上がることができて、しかも魚と野菜たっぷりで栄養満点の料理なので、
たくさん作って常備菜のように楽しむのもよいでしょう。

スプマンテ・エクストラ・ドライ・キュヴェ・ミレジマート  Spumante Extra Dry Cuvee Millesimato (ボルゴ・ベルヴェデーレ)

ビネガーでさっぱり味付けしたエスカベッシュの味わいと、ほんのり甘みのある味わいのスプマンテのコントラストが非常に魅力的な組み合わせです。
エスカベッシュもスプマンテもよく冷えている方がベターです。

ペコリーノ Pecorino(ヤッシ)

さっぱりとした味わいのエスカベッシュには、ワインもさっぱりとした味わいのものが最適。こちらのワインは海にほど近い地域で作られていることもあり、
ほのかに塩味のニュアンスがワインにあることで、エスカベッシュの味わいに深みが出ます。

オール・セリ No.1 Hor Serie(ドメーヌ・ド・カザヴァン)

さっぱりとした味わいのロゼワイン。爽快なハーブのニュアンスがあることで味わいにアクセントが加わり、どんどん杯が進んでしまいます。
野菜もたっぷり加えるのがポイントです。

 

エスカベッシュについて🍽️


エスカベッシュとは、揚げた魚を酢やオリーブオイル、ハーブなどで漬け込んだ料理のことです。地中海沿岸の国々で親しまれており、スペインやフランス、イタリア、ポルトガルなどでは、ワインのおつまみや前菜としてよく食べられています。

エスカベッシュの起源は、スペインやポルトガルなどの地中海沿岸地域だと考えられており、14世紀頃に文献に登場した記録があります。当時は、保存食として作られていたと言われています。

エスカベッシュの基本的な作り方は、まず魚を揚げます。白身魚や青魚、鶏肉など、さまざまな食材を使うことができます。揚げた魚を、酢、オリーブオイル、砂糖、塩、胡椒、ハーブなどで作った漬け液に漬け込むことで、酸味と旨みが引き出され、さっぱりとした味わいになります。

エスカベッシュは、魚の種類や漬け液の材料によって、さまざまなバリエーションがあります。

スペインでは、アンチョビやサバ、タラなどの魚を使うことが多いです。
フランスでは、鶏肉や野菜を使ったエスカベッシュもよく食べられています。
イタリアでは、オリーブオイルを多めに使うことで、さっぱりとした味わいに仕上げるのが特徴です。
エスカベッシュは、さっぱりとした味わいと、魚や野菜の旨みが楽しめる料理です。ワインのおつまみや前菜としてはもちろん、ご飯やパンと一緒におかずとしても美味しくいただけます。

以下に、エスカベッシュの基本的なレシピをご紹介します。

材料(2人分)

魚(白身魚や青魚など) 1切れ(約100g)
小麦粉 適量
卵 1個
パン粉 適量
揚げ油 適量
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
ハーブ(ローリエ、タイム、バジルなど) 適量


作り方

魚は食べやすい大きさに切る。
小麦粉、卵、パン粉をそれぞれボウルに用意し、魚を順に衣づけする。
揚げ油を中火で熱し、衣をきつね色になるまで揚げる。
フライパンに酢、砂糖、塩、こしょう、ハーブを入れて混ぜ、火にかける。
沸騰したら火を止めて、揚げた魚を加えて冷ます。
お好みで、レモンやトマトを加えて味を調えても美味しくいただけます。