キッシュロレーヌに合うワインをご紹介します。

サクサクとしたパイ生地に、しっとりとしたベーコンや玉ねぎの風味が堪らない、フランス北東部の名物料理、キッシュロレーヌ。
冷凍のパイ生地を使えば意外と簡単に作ることができ、ワインとの相性もぴったりですので、ぜひお試しください。

シルヴァネール・レ・ピエール・ショウド Sylvaner “Les Pierres Chaudes”(ドメーヌ・ウベール・レイゼル)


キッシュロレーヌ自体がアルザス地方の料理なので、アルザス産のワインと相性ぴったりなのは間違いありませんが、多数あるアルザス品種の中でも、アロマティック品種や高貴品種よりも、スッキリとした味わいのシルヴァネールがベーコンの塩味に最適です。

ピノ・ノワールPinot Noir(ドメーヌ・ウベール・レイゼル)

同じくアルザス産のワインですが、この地の名物グリュイエールチーズをたっぷり効かせたキッシュには、赤ワインが最適。重たいものよりも軽快なタイプの方がスイスイ杯が進みます。

ブラン・キュヴェ・ミレジマート Blanc Cuvee Millesimato (ボルゴ・ベルヴェデーレ)


意外なところだと、スパークリングワインもキッシュとよく合います。それも辛口タイプではなく、ほんのり甘みを感じるタイプの方が、甘味と塩味のコントラストで一風違った味わいに昇華します。

 

キッシュロレーヌとは

キッシュ・ロレーヌ(Quiche Lorraine)は、フランス発祥の伝統的な洋風の料理で、特にキッシュ(Quiche)として知られています。キッシュは、クリームや卵、チーズ、ベーコンなどをパイ生地で包んで焼いたもので、一般的にはスタート地方の伝統的な料理です。

キッシュ・ロレーヌの具材は、主にベーコンやパンチェッタ、そしてクリームと卵で作られるカスタードのようなミックスで構成されています。これがパイ生地に流し込まれ、焼かれることで、美味しいキッシュが完成します。

この料理は、サヴォイ地方やロレーヌ地方の農家の伝統的な料理から派生しました。キッシュは、フランスの他の地域や国々でさまざまなバリエーションが作られています。キッシュ・ロレーヌは、シンプルでありながら豊かな風味で、ブランチや軽食として人気があります。