鴨のコンフィに合うおすすめのワインをご紹介します。

フランスを代表する伝統料理の一つで、手間暇かけて調理される一品ですが、家でもゆっくりと低温で調理し、仕上げにフライパンやオーブンで焼き上げれば、特別な日にふさわしいとっておきのご馳走が楽しめます。

ブリュット Brut〈シャンパーニュ・マンジャン〉

まずは正統派の1本で乾杯。 シャンパーニュ では珍しい、ピノ・ムニエ100%にこだわる小さなメゾン。ブリュットならではのキレとミネラル感ある泡立ちながら、柔らかさも感じます。外は香ばしくカリッと焼き上げられ、中はジューシーな鴨肉との相性は、誰もが納得するでしょう。

ロゼ  Brut Rose 〈シャンパーニュ・マンジャン〉

同じく シャンパーニュ ・マンジャンより、オレンジリキュールやチェリーブランデーのような、華やぎあるアロマを感じさせるロゼ・ブリュット。 鴨肉とオレンジソースの定番的相性を、シャンパーニュで感じてみて。パーティーに華やぎを添える一本。

モンテリー・ルージュ・ピエールフィットMonthelie Rouge – Pierrefitte 〈ドメーヌ・シャンガルニエ〉

鴨のコンフィとブルゴーニュのピノ・ノワールは、王道的組み合わせ。赤系の深い果実味と、土っぽいミネラルのニュアンスが鴨肉の鉄のニュアンスを含む個性と調和します。
軽いオーク樽の香りも交わり、複雑でスパイシーな味に引きつけられるミディアムボディ。

 

鴨のコンフィは、フランスの南西部、ピレネー山脈の麓に位置するガスコーニュ地方が発祥と言われています。「保存する」という意味合いを持つ「コンフィ(confit)」は、低温の油で煮る調理方法のこと。冷蔵する技術が発達していなかった時代に、肉料理を長期保存す技法として発達しました。しっかりと塩やにんにく、ハーブなどの香味を鴨肉に塗り込む下準備で、滋味あふれる仕上がりに。家庭では、鴨の代わりに骨付きの鶏もも肉でもアレンジが可能です。