フランスの家庭料理、トマトのファルシに合うおすすめのワインをご紹介します。

トマトのジューシーさにイチゴやチェリーのニュアンスを含むワインを合わせれば、相乗効果でトマトの甘みが引き立ちます。グリルした肉汁とのコンビネーションも絶妙です。

ロザート・モンタルチーノ サンロレンツォ Rosato

チェリーの果実味が心地よく、トマトの甘さを引き立て、豊かでしっかりとした味わいに。程よい酸味も感じながら、陽気な気分と長い余韻を楽しんで。少量生産の貴重なロゼワインです。

ピノ・ノワール Cuvée Pinot Noir〈ドメーヌ・ド・クーサック〉

甘酸っぱいイチゴの香りがグリルしたトマトやパセリなどのハーブ、こしょうやナツメグで味付けされたスパイシーな肉汁にもマッチ。いつも手元に置いておきたくなる、ピノ・ノワール。ふくよかな余韻は、まるでビストロで過ごすひと時のよう。


ラ・カベサ・デ・ペッロ・メンシア La Cabeza de Perro Mencia

紫がかった濃い色調に、イチゴやチェリーの赤い果実味と、花のアロマを感じる飲み心地。とりこになる味わいは、肉のグリルとも相性が良く、ひき肉の代わりにベーコンやラム肉で試してみるのも個性的。


トマトのファルシはワインのとの相性がよく、フランスでは定番のビストロメニューとして親しまれています。日本語では「肉詰め」としておなじみですが、フランス語で「詰める」を意味するファルシ(farcir)から名付けられています。

トマトの中に、しっかりと塩、こしょうやハーブで味付けされたひき肉を詰め、グリルすればトマトの凝縮されたうま味と肉汁がジューシーに溢れ出す一品に。

しっかりと味付けするのがワインとの相性を高めるポイントです。チーズをトッピングしても、濃厚な味わいが楽しめ、ひき肉の代わりにラム肉やベーコンを使用しても味の個性が広がります。