ポトフに合うワインをご紹介します。

熱々の滋味あふれるスープには、キリッと冷えたコクのある白ワインや、澄んだスープのように透明感のあるタイプをセレクトするのがおすすめです。

1.レゼルヴ・エクストラ・ブリュット

白ワインのコクとブリュットのパンチを求めるなら、熱々のスープにシャンパーニュを合わせてみるのはいかがでしょうか。凝縮された果実味が鮮やかに感じられ、野菜の甘みがより深く感じられます。

2. ブルゴーニュ・ブラン・レ・ドレソル

ムルソー地区のシャルドネ種100%で作られているが、ムルソーを名乗らない珍しいワイン。しかし味わいはムルソーならではのミネラリティやふくよかさを感じられ、つい興味をそそられる1本。フルーティーさが心地よく、余韻にひたれる味わいです。

3. クレヴネール・レ・ピエール・ショウド

アルザスの希少なクレヴネール種の葡萄100%で作られた、珍しいワイン。カリンやアカシアの花の華やかな香りが特徴的で、穏やかな酸味やふくよかなミネラル感を楽しめます。アルザスの白ワイン愛好家だけではなく、多くの方に試していただきたい1本。

ポトフについて🍽️

「ポトフ(pot-au-feu)」は、伝統的なフランス料理の一種であり、肉や野菜を一緒に煮込み、シンプルに味付けをし、澄んだスープが特徴的です。フランス語で「壺」や「鍋」を意味するpot と、「火」を意味するfeu、つまり「火にかけた鍋」という意味合いからも、じっくりと煮込んだ熱々の一皿ということが想像できます。

一般的には牛肉や豚肉の塊肉を使用し、玉ねぎ・ニンジン・セロリなどの野菜と一緒に長時間煮込んで作られます。味付けは塩、胡椒やローリエなどのハーブ類とシンプルですが、肉と野菜の旨みが溶け出し、柔らかくなった食材と、濃厚で風味豊かなスープが絶妙に絡み合い、シンプルながらも滋味深い味わいを醸し出します。具材にはマスタードを添えても美味しくいただけます。

ポトフの具材とスープを別々に盛り付け、スープは前菜、具材はメインディッシュとして食べるのも正式ないただき方と言われています。